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仏事あれこれ豆知識

お仏壇のお供え

2024.04.17

毎日、朝に夕にご自宅のご仏壇にお供え物をして、家族の安全と健康を。また、ご先祖様・亡くなった家族の安らかさを願って祈りを捧げている方も多いと思います。お仏壇の飾り方には、お住まいの地域の慣習や宗派によって違いはあるものの共通している部分もあると思います。お仏壇にお供えする水・生花・ご飯・線香・ロウソク等がそうだと思います。普段、何気なく行っている事と思いますが、実はこのお供え物にはしっかりとした意味があり仏教の教えにある六波羅蜜と深い関係があります。六波羅蜜とは布施波羅蜜、持戒波羅蜜、忍辱波羅蜜、精進波羅蜜、禅定波羅蜜、智慧波羅蜜の六つ修行をさします。

一.布施、与えること(布施)

二.戒律を守ること(持戒)

三.苦難に耐え忍ぶこと(忍辱)

四.真実の道をたゆまず実践すること(精進)

五.精神を統一し安定させること(禅定)

六.迷いなき真実の知恵を得ること(智恵)

お水布施波羅蜜となり、相手にとって最も必要なものを見返りを求めず純真な心で施していく行いを言います。

塗香持戒波羅蜜となり、心を清める行いで仏教徒として戒律を守り、また社会の中にあっては人として法律やマナーを守って行くこと、悪業をさけ、身と心を清めて行くことを言います。

忍辱波羅蜜となり、道端に咲く花のように何度踏まれてもどんな環境でも耐え、じっと時を待ちきれいな花を咲かせます。投げ出さず、真摯に向かい合うことを言います。

お線香精進波羅蜜となり、お線香のように一度灯されたら最後までやり抜くことを言います。

飯食禅定波羅蜜となります、心身の健康を保ち身を調え呼吸を静かに長く心落ちついて坐る時に得られる深い安らぎこそが禅定波羅蜜です。

ロウソク智慧波羅蜜、ロウソクの灯が暗闇を照らすように迷い悩む人々に進むべき道を示し真実を伝えて行くことを言います。

毎日、何気ない行動の中に故人様やご先祖様に捧げていた祈りが自分自身の善行となっていく尊い行いになっていることを知るとこれまで以上に心を込めてお仏壇に手を合わせていきたいですね。