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仏事あれこれ豆知識

お彼岸とお盆の違いって?

2021.09.15

お彼岸とお盆は、いずれもお墓参りをするということは共通していますが、本来の意味の違いとはどういったことなのでしょうか?

春分の日と秋分の日を挟んで前後3日間、計7日間を指しており、我々の住む世界である此岸(この世)と仏様の住む世界である彼岸(あの世)が最も近くなる日と考えられていて、故人との思いが通じやすくなる日であると言われています。

しかしお彼岸は供養するご先祖様が帰ってくるわけではありません。

お彼岸には、この世とあの世が最も近づく日に先祖の供養を行うと共に、さらに自分自身も悟りの境地である彼岸へ到達するために修行を行うという意味合いもあります。

一方お盆は、時期は地域によっても異なりますが一般的には8月13日から16日ごろを指します。

お盆には、ご先祖様があの世から帰ってくると言われています。

あの世から帰ってくるご先祖様を、迎え火を焚いてお迎えして、供養した後に送り火を焚いてまたあの世へ送り出すというのがお盆の行事ですが、灯篭流しもまた送り火のひとつであると言われています。

そもそもお盆は、先祖の霊を迎え入れて祀る宗教行事であり仏教の教えによるものだと考えられています。

お彼岸もお盆も、一般的にはお墓参りをして先祖に手を合わせ、お供えをして供養をするという点では同じ日本古来の行事ですが、その期間や、もともとの意味合いには違いがあります。

ご先祖様に近づくことができるお彼岸と、ご先祖様をお迎えしてまた送り出すお盆の違いは大きなものなのかもしれません。

夏休みがあるお盆とは違い、お彼岸は春、秋と7日間ずつありますが、忙しくてなかなかお墓参りに出向くことが出来ない人もいるかもしれません。

そもそも期間については時代によってまちまちであったという説もあります。

お彼岸の期間が7日間と定められたのには、忙しい人でもその期間のどこかでご先祖様と向き合い、手を合わせ供養することができたなら、きっと極楽浄土へと到達することができるだろうという意味合いもあるようです。

お彼岸にお墓参りに行く人も、自宅で仏壇に手を合わせる人も、お彼岸の本来の意味を知って行動することで、より有意義な時間を過ごせるようになると考えられます。